・贋作を見極めるには?

贋作

せっかく飾るなら、本物を。

掛軸や焼物、絵画といった作品は、その入手経路にも寄りますが、非常に贋作が多いことでも有名です。緻密な装飾が施された作品であれば贋作を作るのも難しいですが、シンプルさを売りにしている作品になると本物と見分けが難しいものも存在します。
もし本物を飾りたい、というのであれば、まずは光沢や歪みに注目してみましょう。例えば焼物であれば、作品によってはわざと歪みを作ったりしているものです。それがあまりにも整いすぎている、機械で作ったような印象を受けたら、贋作を疑うことが必要です。また、いくら名作といえど年月とともに劣化するので、作品自体の光沢が落ち着いてきます。それがもし綺麗な光沢、非常に均一的な綺麗さを持っていれば、最近作られた恐れもあります。
絵画であればプリントされたものである可能性も浮上してきます。インクや墨によって出来た表面上の凹凸、作品自体から放たれる匂いなどを注意深く確かめてみて下さい。
根本的な解決法としては、信用のおける入手元でしか購入しないというのが大切です。お店を選ぶ際は、ちゃんと本物であることの保証書なども付けて販売しているところで作品を購入したいですね。