神棚

家に神様を迎える、神棚。

神棚の歴史

神棚が日本の歴史上に現れたのは、江戸時代の中期頃と意外と最近なのです。江戸時代に伊勢神宮などに参詣する事が庶民の間で広まった際、伊勢神宮への信仰を更に勧める一環として大神宮棚というものが考案されました。これは伊勢神宮のお神札を家で祀るもので、今の神棚に相当するものとされています。それが全国規模で広まり、やがて神道の慣習として定着したと言われています。

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神棚がインテリア?

神棚は、家に神様をお迎えし、祀るための大切なものです。そんな神棚をインテリアとして見るのは罰当たりなのでは、とお考えの方もいらっしゃると思います。しかし、神棚の祀り方というのは完全な形式というものが存在せず、様々な主張・違いがあります。また、最近は神棚の形自体も自由で良いという考え方が広まっており、埼玉県神社庁では神棚デザインコンテストなども開かれているほどです。神棚を祀って神様をお迎えしたいけれど、家が昔ながらの日本家屋ではなくモダンなデザインなので違和感がある、とお悩みの方にも優しい風潮と言えるでしょう。

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変わりゆく神棚の形

前述の神棚デザインコンテストでは、忙しい現代人向けに清掃が簡単にできるもの、洋風のインテリアの中でも浮かないものが賞に輝いていました。最近祀っている家庭が減っていると言われている中で改めて芸術性の高い神棚を祀ることで、インテリアとしてもお洒落に映えるかもしれません。もちろん神様を祀るわけですから畏れの気持ちを忘れず、最上階の日当たり・風通しの良い場所に、東もしくは南に向くように設置するのを忘れないようにしましょう。