焼物
奥深い、焼物の世界。
様々な種類がある焼物
焼物、と一口で言っても、皆さんご存知の有田焼や備前焼をはじめ、益子焼や瀬戸焼、伊万里焼など多くの種類があります。中でも岡山県の備前焼は、その知名度だけでなく製法にも歴史があり、なんと1000年以上にも渡って続いている手法で作られています。また岐阜県の美濃焼も有名で、日本の焼物の国宝の中でも多くを占めると言われています。それぞれの焼き方に特徴があり、また焼きあがった形も大きく変わってくるので、自分の感性に響く焼き方を色々と研究するのも焼物の醍醐味と言えるでしょう。
焼物は海外でも人気
焼物の美しさは、日本人だけでなく海外の人達にも多く受け入れられています。日本の陶磁器は安土桃山時代に独自の進化を遂げ、海外の作品とは様々な点で一線を画していると評判です。文化は違えど、左右非対称であったり歪みの中に侘び寂びや美を見出す海外の人も存在します。江戸時代には外貨獲得の主役にもなったと言われており、昔から変わらず日本の焼物は世界レベルだということが分かりますね。
焼物の価値が分かる人間になるために
そんな海外にも多くのコレクターがいる日本の焼物ですが、どういった点に気を付けて選ぶべきでしょうか?まず当たり前のことですが、形や色、デザインが大きく影響します。感性は人それぞれですが、大きくて色合いが美しく、装飾も凝っているものはインテリアとして飾るだけでもお客さんの目を強く惹くでしょう。また、価値を見定める上で大事にしてほしいのは、その焼物の生まれの情報です。誰が作ったのか、というのは焼物などの骨董品でかなり大事なポイントになります。また作られて月日が経過している焼物は、大抵の場合で大きな価値がつきます。もし気に入っていつも飾っている焼物にそういったバックグラウンドがあれば、これまで以上に大切に扱ってあげて下さいね。