彫刻
芸術品の花形、彫刻。
彫刻家の魂を、家に。
彫刻には様々な種類があり、また作品によって原材料も変わってきます。石材や木材、金属はもちろん、高級なものになると象牙やガラスといったものも使われます。芸術品で有名な絵画と比較すると、当たり前ですが立体的に作ることができ、細部までこだわると限りなく緻密になります。そこに作者の思いなどが反映されていることもあるので、それを理解することで奥深い彫刻の世界に飛び込むことができます。せっかく家に飾るのですから、その情熱や思いがあなたの感性に響くものを選びたいですね。
彫刻の歴史
彫刻のルーツは、5000年前の古代エジプト時代と言われています。文化は海を渡り、古代ギリシャで進化を遂げ、ミロのヴィーナスなどが生み出されました。その後キリスト教が広まると、しばらく彫刻は歴史の表舞台には現れませんが、15世紀にミケランジェロやラファエロなどによって復活。ダビデ像などでルネサンス期を彩ります。その後文化的な技術が更に磨かれ、アントニオ・カノヴァなどが芸術品としての名声などを大きく高めました。19世紀には近代彫刻の父と呼ばれるロダンが現れ、考える人などを生み出します。そしてその後も、様々な彫刻家達が多くの優れた作品を生み出しながら現代に至ります。
彫刻を選ぶポイント
有名な彫刻や作品になると、その装飾は細部にまで至るため、傾向として非常に高価になります。また彫刻自体のサイズにも気を付けたいところで、大きいものになると部屋に飾りきれないことも。張り切って等身大などのサイズを最初から購入するよりは、まずは卓上サイズのような小さなものから買ってみて、部屋の雰囲気をどれだけ変えられるかを確認したほうが失敗が少ないでしょう。また、人間の彫刻は部屋の雰囲気に合わなければ圧迫感を与えるケースもあるので、彫刻に対する目利きがある程度できるようになった段階で選ぶのがベターです。