仏像

伝統美が見守る、仏像。

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ブームから日常へ・・・インテリアとしての仏像

まさに日本の歴史と伝統美の象徴とも言える仏像ですが、最近は若い人達の間でも人気だと言われています。最近では、2009年に起こった「国宝 阿修羅展」の阿修羅像ブームで多くの人が仏像に興味を持つきっかけになりました。そんな仏像ですが、仏教の信仰対象であると共に、日本で受け継がれる伝統美術でもあります。仏教の教義や宗派による様々な決まりごとに縛られることなく、一つの芸術作品として焼物を部屋に飾るように、高尚で厳かなインテリアとして選ぶのも受け入れられてきています。

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仏像にも種類がある

仏像は大きく分けて、如来、菩薩、明王、天部の4種類があります。如来は「真実から来た者」という意味があり、梵語の和訳です。数々の仏の中で、最高の境地に至った存在です。菩薩は、端的に言うと次期如来候補であり、「悟りを求める者」です。明王は、如来の命を受け救い難い生物を救済するために怒りの形相で現れる仏で、如来や菩薩に次ぐ存在とされています。天部は、仏教に帰依した天上界に住む者達で、仏法自体を護る役目があります。

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仏像で心を癒やす

そんな芸術品としても私達を惹き付ける仏像ですが、今は大きいものから小さいものまで様々なサイズで販売されています。ところで、「仏像作って魂入れず」ということわざにあるように、仏像には開眼供養が必要と言われています。しかし一つの作品として見るのであれば、カジュアルな気持ちでインテリアとして購入するのも一つの手でしょう。ただし、もしその仏像に愛着がわき日々の心の拠り所となった時は、ご本尊として仏の世界に存在するために開眼供養をすることをおすすめします。